SSブログ

第二TOKYO-revive-(第一章)P1君の名は・・・ [小説Ⅱ]

おひさしぶりです!小説は?早く更新しろよ!

と怒られましたので、更新しようかな~、なんてね。

ま、色々と心配おかけしましたが、復活しました!

これからもどうぞよろしくお願いします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第二TOKYO-revive-
第一章 君の名は・・・

「ね**知っ*る?***空は青***すって。」

空が青いはずがないだろう。だって空は、灰色で暗いんだ。誰もがそう学校で習ったさ。

「きっと***たちは**こに***いけ***だわ。」

え?聞こえない。何て言ってるんだ?

「だか***きっ*帰りた*****うのよ。」

お願い、まって!もう一度言って!せめて君の名前を・・・

「君の名前は!」

「俺の名前?松田秋生、キオって呼んで。」

「・・・・・・」

頭がボーっとする。珍しく夢をみていたのに、秋生のせいでだいなしになってしまった。

視界にかかる前髪をかきあげると、まだ秋生が俺の顔を覗き込んでいることに気付く。

「大丈夫か?珍しいな、シキが夢をみるなんて。」

俺が夢みちゃ悪いってのかよ、と思いながらも、あえて斗織は口に出さなかった。

「それより、コードネームで呼ぶなよ、秋生。」

秋生は、俺が眠りこける前まで飲んでいた、おそらく炭酸がぬけているだろうと思われる

コーラのビンに手をのばした。よほど喉が渇いていたのか、半分ほど残っていたコーラを

一気に飲み干すと、マズイと文句を言いながら、俺の肩に寄りかかってくる。

「向かいのビルに二人、ライフルもってるぜ。どうする?」

斗織はなるほどと思いながら苦笑した。俺にどうすると言われてもこまるのだが、しかたがない。

いつもこんな調子で騒ぎに巻き込まれるものだから、もう慣れてしまった。

腰に隠していた拳銃もどきに手をかけ、今もなお、俺に寄りかかっている秋生の腰に手を回す。

どうやら秋生も拳銃もどきを持っているようだった。

「何したんだよ、おまえ。」

「知るかよそんなの。」

少し怒った口調で言いながら、秋生は歩き出す。路地裏におびき寄せるつもりなのだろうか、

来いよ、と秋生が身振りで示す。指示どうりに付いていくことにし、俺達は足早にこの場を離れた。

nice!(9)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 9

コメント 2

sou

おお~!
文章の更新だぁ。
嬉しいですよ。
小説楽しみにしてます。
「空が青い~学校で習ったさ。」
のところが、何となく
気に入りました。


by sou (2009-06-23 21:07) 

プロメテウス

SAI~(泣

肝心な小説のとこ、通り過ぎてしまったではないか!!

しかも2話も!!!

そーいうのははやく言ってくれよーー((号泣

この若干冷酷なタッチが俺は好きだな、うん。
by プロメテウス (2009-07-06 20:14) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。